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クランクイン
琵琶湖疏水記念館

くらんくいん びわこそすいきねんかん

スライドショー
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予約 なし
予算 ¥0
住所 京都府京都市左京区南禅寺草川町17
地図
電話番号 075-752-2530
営業時間 24時間営業(記念館は9:00 ~ 17:00)
定休日 月曜日(年末年始)
電車 京都市営地下鉄「蹴上駅」徒歩1分
バス 京都市バス「岡崎法勝寺町」停留所徒歩4分
混雑具合 ⭐︎⭐︎(2/5)

蹴上クランクイン

京都の東端、蹴上駅からすぐの”線路”上を散歩できるデートスポットの「蹴上クランクイン」は、歴史的な背景を知ると散歩するのがもっと楽しくなる名所です。

クランクイン

なぜこんなところに線路があるのか? 琵琶湖の水を京都の街に送る”琵琶湖疏水(びわこそすい)” は急斜面の蹴上を舟のままでは上下できなかった。そこで、一度台車に舟を載せて、線路で上下させるクランクインを使用して舟の運行を行っていたのである。

明治時代に設置されたクランクインは、鉄道網と車道の整備によって、ほとんど利用されなくなり、太平洋戦争後にその役目を終えました。

その後、1996年に国の史跡に指定されて以来、桜の名所として、緑の名所として多くの人に愛されてきました。そのクランクインの歴史的を知ることができるのが、琵琶湖疏水記念館です。

クランクイン

琵琶湖疏水記念館(びわこそすいきねんかん)

琵琶湖疏水が完成したのは明治時代。実は京都の街の命運をかけた、当時の一大事業として「琵琶湖疏水計画」はスタートしたのでした。

首都が東京に移され、人口も減り、産業も衰退し始めた京都。このままでは平安時代から続く、京都の街は失われてしまうのではないか。明治の京都はそんな時代だったのです。

記念館

京都の街を活性化させるために発案されたのが、この”琵琶湖疏水” 琵琶湖から水を引いて人工の河を作り、物資の運搬・発電・水道網を整備して京都の産業界を復活させるためのウルトラCとして京都の命運を担っていました。

工事を任されたのは、当時東京大学を卒業したばかりの青年 ”田邊朔郎” 彼は最先端の技術を用いて、県境の山をトンネルで貫通させ、見事琵琶湖疏水事業を成功させるのです。

記念館内部

その頃の京都市長は、西郷隆盛の長男”西郷菊次郎” 京都市の2年分の財政予算を琵琶湖疏水事業に投じ、田邊朔郎を猛烈にバックアップ。

琵琶湖疏水

彼ら明治時代の京都を盛り立てようとした”熱い男”たちの手によって、琵琶湖疏水事業は完成したのですが、そこには多くの困難やストーリーが。ここでは紹介しきれませんので、是非琵琶湖記念館を訪れてみてください。

記念館でじっくり歴史を学んでから、美しい蹴上クランクインを散歩すると、現代の京都の美しい街並みが遠くに見えます。今の京都があるのは、この水路と線路のおかげなのです。

クランクイン