龍安寺
りょうあんじ
臨済宗妙三時派に属する『龍安寺』は、何と言っても日本を代表する石庭で有名。全てを忘れさせてくれる石庭は、なんとも表現しがたい美しさ。
龍安寺デートの魅力
注目ポイント① いつまでも眺めていたい石庭
注目ポイント② 庭園と池をお散歩
写真ギャラリー
龍安寺の基本情報
龍安寺の魅力
かのエリザベス女王も絶賛されたという世界遺産『龍安寺』
”禅”の世界が表現された石庭はもはや芸術作品であり、訪れる人々の心を癒します。
龍安寺の石庭はシンプルにして、日本が誇る最高傑作。
人の心を映し出す石庭は、見る人それぞれによって全く違うものに見えます。
一緒に石庭を眺めて居心地の良さを感じたお相手は、きっとあなたにとって波長の合う運命のお相手かもしれませんね。
お寺デートの際に気をつけたい拝観マナーも、こちらのページにまとめておりますのでデートの前に是非ご覧ください!
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いつまでも眺めていたい石庭
『龍安寺』を語る上で、その見事な石庭はやはり外せません。
そもそも、京都のお寺でよく見かける”石庭”とは一体なんなのでしょうか。
石庭は禅宗のお寺にあることが多い、草花ではなく”石”を使って世界観を創り出されたお庭のことを言います。
石庭にも様々な種類がありますが、波を表現した庭のことを特に”枯山水庭園(かれさんすいていえん)”と呼び、室町時代に発展した技法だとされています。
その中でも龍安寺のものは異端なデザインがなされており、白砂と15の大小様々な石だけで作られた、世界的にも評価が高い石庭です。
普通、石庭は作者が言い伝えられており、どのような意図で石が配置されたかも解釈が決まっています。
しかし、龍安寺の石庭は未だに作庭者、作庭時期、意図も判明しておらず、そのお庭の解釈は様々な説が存在しています。
例えば石の配置から、母親の虎が、子の虎を向かい岸に運ぶ様子を描いた「虎の子渡しの庭」とする説や、東から順に五・二・三・二・三ずつの石が配置されている点から「七五三の庭」と呼ぶ説もあります。
さらに面白いのは、この庭はどの位置から眺めてもすべての石を同時に見ることはできず、複数の位置から鑑賞する必要があり、この石庭を最も美しく見える角度すらまだわかっていないのです。
なんとも謎が多い、龍安寺の石庭。
一番美しく見える角度を求めて、二人でどうぞゆっくりと心ゆくまでその静けさを満喫しましょう。
庭園と池をお散歩
さて、石庭の鑑賞が終われば方丈を後にして、境内の半分を占める池”鏡容池”を中心とした回遊式庭園を鑑賞しましょう。
かつて平安時代には貴族たちが舟を浮かべて遊んでいたと伝わるほど、大きな”鏡容池”
丁寧に手入れされた庭園が池の周りを取り囲み、春は桜・秋は楓の紅葉が見事で、夏の季節には水面を睡蓮の花が埋め尽くす素晴らしい眺めが楽しめます。
江戸時代の旅行パンフレット”都名所図会”でも、この龍安寺の”鏡容池”が紹介されており、当時は石庭よりも池の方が注目度が高かったとも言われています。
石庭を鑑賞した後は、お散歩にちょうど良い龍安寺の庭園で、また一休み。
これだけで「京都の休日」が素敵な1日になる、素晴らしいお寺の龍安寺でした。
写真ギャラリー
『龍安寺』デートの前に、見所を写真で確認。 クリックすると拡大して表示されます。
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方丈の部屋はどれも質素ながら味わい深い、風情があります。
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真っ先に目に飛び込んでくる石庭に目を奪われがちですが、まずはしっかりとお参りを!
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美しい石庭 全部の石を観れる角度を探しましたが、確かに無理でした!笑
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お庭ってなんで観ているだけでこんなにも癒されるのでしょう。話に花が咲きそうな縁側
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龍安寺は応仁の乱で有名な”細川勝元”が建立した寺院。当時は現在よりはるかに大きい敷地を持ち、嵐電あたりまでの土地すべてが龍安寺のものだったそうです
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他の京都の寺院と同じように、明治時代の廃仏毀釈で境内地を大幅に縮小した龍安寺。それでも十分な広さですが。笑
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ちなみに龍安寺には専用駐車場があり、1時間までは無料で注射が可能です。
龍安寺の基本情報
デート予算 | ¥500 |
住所 | 〒616-8001 京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13 |
地図 | |
電話番号 | 075-463-2216 |
営業時間 | 8:00 ~ 17:00 |
定休日 | なし |
電車 | 嵐山電鉄「龍安寺駅」徒歩10分 |
バス | |
公式HP | お寺の公式HPへ(ここをクリック) |
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