六波羅蜜寺
ろくはらみつじ
平家一門ゆかりの『六波羅蜜寺』は、平安時代に栄華を誇った由緒あるお寺。貴重な仏像を眺めたり、当たると評判の”開運推命おみくじ”を二人で楽しんだり…。
予約 | なし |
デート予算 | ¥1,200 |
住所 | 〒605-0933 京都府京都市東山区 大和大路上ル東 |
地図 | |
電話番号 | 075-561-6980 |
営業時間 | 8:00 ~ 17:00 |
定休日 | なし |
電車 | 京阪電鉄「清水五条駅」徒歩10分 |
バス | |
公式HP | お寺の公式HPへ(ここをクリック) |
六波羅蜜寺
踊り念仏で知られる”空也上人”が開山した『六波羅蜜寺』は、由緒ある歴史的背景と、様々な重要文化財を擁する通好みのお寺。 みんなが訪れる定番スポットではなく、ちょっと地味だけど味のある穴場的なデートが楽しめます。
もちろん最初はお堂にお参りを。存在感のある朱色の本堂には、本尊の”十一面観音”様が。薄暗いお堂の中は信仰の歴史を思わせる、ひっそりとした雰囲気。 手を合わせて二人の健康を願いましょう。
すると、お堂の隅には”開運推命おみくじ”があります。じつは、『六波羅蜜寺』のおみくじは非常によく当たると評判で、生年月日と性別から当てはまる番号を調べ、その番号のおみくじをいただきます。
おみくじの内容は、その年の”大運”と”年運”から導き出される運勢がかなり具体的に記されており、どのように過ごすべきかアドバイスもいただけます。
お互いの内容を見合って、この一年の過ごし方を共有しておきましょう。もちろん”異性運”や”家庭対人運”も載っていますので、是非二人のご参考に。
おみくじを読み終わったら、次はお堂の裏手にある宝物館の見学がオススメ。入場料600円で、ちとお高めですが”空也上人像”や”平清盛坐像”など、六波羅蜜寺が誇る歴史的な文化財を見ることができます。
とくに、口の中から”南無阿弥陀仏”と唱える様が表現された空也上人の像は、お寺の所以とも相まって迫力のある、印象深いものです!
自分の体の調子が悪い箇所を撫でると健康になるという”なで牛”や、平清盛を祀る”平清盛供養塔”など見どころはたくさんありますが、やはり『六波羅蜜寺』最大の魅力は、お寺独特のひっそりとした空気感。
なんだか肌寒く感じるような、今にも雨が降り出しそうな、そんな静けさを感じ取った方は”お寺マニア”一歩手前です。
実は六波羅蜜寺が建てられた場所は、平安時代には死者を埋葬していた”六道”と呼ばれるエリアであり、この辺りは髑髏(どくろ)が転じて”轆轤町(ろくろ)”という地名が今でも付けられています。
江戸時代までは髑髏町とも呼ばれていたそうで、至るところに人骨が転がっていたとか…。
そんな怪談話も知っていると、ちょっとしたお化け屋敷気分の”ボラーデート”も楽しめる『六波羅蜜寺』 知る人ぞ知るユニークな歴史的背景はまだまだ続きますよ!
六波羅蜜寺の歴史
『六波羅蜜寺』の歴史を簡単におさらいしましょう。この近辺で念仏を唱え歩き、疫病に苦しんでいた民衆に救いの手を差し伸べた”空也上人”が天台宗の寺院として西暦951年に『六波羅蜜寺』を開山します。
その後、時の権力者である平家一門との関係が強くなり、多くの武士たちが『六波羅蜜寺』に住み込み、平家の軍事拠点としての役割も担っていました。
壇ノ浦の戦いで平家が敗れ、源氏一族の鎌倉時代には軍事拠点としての『六波羅蜜寺』に目を付けられ、歴史の教科書でもおなじみ”六波羅探題”がここに設置されました。
その後は信心深い人々の祈りの場となった『六波羅蜜寺』 豊臣秀吉の時代には真言宗に改宗し、栄華を誇って大伽藍を形成、現在は住宅街の周囲はほとんどが『六波羅蜜寺』の敷地だったそうです。
明治時代になり、廃仏棄釈によってその敷地が取り上げられると、お寺の規模は大幅に縮小されてしまい、現在に至っています。
様々な歴史のドラマの舞台となってきた『六波羅蜜寺』 ちょっとしたお寺のおみくじデートも、こういった歴史を知っておくといつもと違った視点から楽しめるかもしれません。
”清水寺”や”高台寺”からもほど近く、有名料亭も近くに位置する『六波羅蜜寺』 八坂デートの合間に是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
Nearly Spot
この近辺のスポット
Related Spot
似た雰囲気のスポット