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比叡山 延暦寺

ひえいざん えんりゃくじ

#世界遺産(世界文化遺産) 1994年登録

”最澄”が開いた天台宗の総本山『延暦寺』 厳かな雰囲気に、霧も立ち込める静かな世界。京都ならではのお寺デートにおすすめです。

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予約 なし
予算 ¥3,000
住所 滋賀県大津市坂本本町4220
地図
電話番号 077-578-0001
営業時間 8:30 ~ 16:30
定休日 なし
電車
バス
混雑具合 ⭐︎⭐︎⭐︎(3/5)

比叡山延暦寺

天台宗の総本山である比叡山延暦寺は、日本仏教の礎となる寺院です。標高850メートルの原生杉が生い茂った比叡山に一歩脚を踏み入れると、森林特有の冷気と、日本最高峰の修行僧の道場としての威厳を感じる、日本人にとって神聖な場所です。

昔の修行僧にとっては、登山するのも一苦労であったであろう延暦寺ですが、現代は「ドライブウェイ」、「ケーブルカー」が整備されており、比較的簡単に参拝が可能です。
比叡山は「東塔」「西塔」「横川」の三つのエリアに分かれていますが、気軽なデートであれば代表的な本堂と道場が揃う「東塔」、もっと神聖な雰囲気を味わいたいという方は「西塔」「横川」エリアまで探索するのがオススメです。

ドライブウェイ

延暦寺の歴史

比叡山は古来より神聖な山として人々に崇められてきました。その麓である坂本に生まれた最澄は、幼少期より才能を開花させ唐に留学。密教の教えを受け、日本天台宗を開きました。

その後、法然・栄西・親鸞・道元・日蓮といった各宗派の開祖たちが延暦寺で学んでいます。しかし、その後戦国時代になると織田信長によって、延暦寺は焼き払われてしまいます。

本能寺の変の後、豊臣秀吉や徳川家康によって延暦寺は再興されました。現代に至るまで日本仏教の原点として伝統を受け継ぐとともに、世界宗教家が集い「世界平和」を祈る場として”聖地”としての役割を担っている。

山門

豆知識

比叡山には数々の修行が存在しますが、どれもが非常に厳しいことで有名です。天台宗寺院の住職となるためには、比叡山に最低三年間山籠りすることが義務付けられており、修行の三年目には”堂行三昧”という修行が行われます。その内容は90日間阿弥陀如来像の周囲を歩き続け、手すりに寄りかかっての仮眠が一日数時間のみ許されるのみという非常に過酷なもの。

さらに過酷なのが”千日回峰行”と呼ばれる修行。7年間続けられるこの修行は、30キロの山道を真言を唱えながら参拝していくというものですが、なにより過酷なのは、この修行を途中で行を断念したものは自害しなければいけないという点。
それだけの覚悟を持って行われる修行を達成した僧は、生身の不動明王と呼ばれます。。もちろんこの修行の満行者はほとんどおらず、戦後14人しか達成していない困難な道のり。

注目ポイント

延暦寺では、是非とも根本中堂(2028年まで改修工事予定)や大講堂の中までお参りしていただくのがオススメです。今まで数多の祈りを受け止めてきたであろう、お堂の神々しさを是非とも全身で感じてください。

本堂

また、延暦寺は秋の紅葉や、ドライブウェイの展望台も絶景スポットとして知られています。