これを知らなきゃ人間失格!?
【イタリア料理マナー講座】
by SIGN POST 京都
イタリアンの基礎知識
STEP ① 席の座り方
STEP ② オーダー
STEP ③ 食器の使い方
STEP ④ スープの食べ方
STEP ⑤ パスタの食べ方
STEP ⑥ ピザの食べ方
STEP ⑦ パンの食べ方
STEP ⑧ お会計
カジュアルなランチから、高級リストランテまで、幅広いデートのシーンで訪れる”イタリアン”
美味しいイタリア料理のお店は、おしゃれなお店の雰囲気も素敵! …ですが、そんなかっこいいイタリアンのイメージもマナーがなっていないと台無し!
このページは、一組でも多くのカップルが気持ちよく美味しいイタリアンを味わって、素敵なデートの時間を過ごしてもらいたい!という気持ちから、イタリア料理に関するマナー・豆知識をまとめたものです。
イタリアンデートの予定がある方も、そうでない方も是非最後までご覧になってください。
イタリアンの基礎知識
イタリア料理の特徴は、チーズやトマトを使用した濃厚な味わいが特徴で、世界で最も人気のあるジャンルの一つです。
トマトを使用した料理に関しては、世界でイタリア人の右に出るものはいないとも言われ、はじめて料理にトマトを使い始めたのもイタリア料理だそうです。
そんなイタリアンのお店には皆さんご存知の通り、リストランテ〜〜 や、トラットリア〜〜 など屋号の前に呼び方が付いていることが多くありますが、皆さんその意味はご存知でしょうか?
- リストランテ(Ristorante) イタリア語で”レストラン”の意味で、もっとも格式高いお店を指す
- トラットリア(Trattoria) 直訳すると”大衆食堂” カジュアルなお店に使われる
- クチーナ(Cucina) ”台所”の意味で、キッチンや食堂など、幅広く使用されることが多い
- オステリア(Osteria) 日本で言うところの”居酒屋”を指し、お酒も楽しめるフランクなお店
- ピッツェリア(Pizzeria) ピザ専門店のことで、とにかく美味しいピザ食堂という感じ
といったように、お店を予約する前にある程度雰囲気をイメージできていると、デートのシチュエーションに合わせてお店選びができそうですね!
STEP ① 席の座り方
お店に到着したら、優雅なイタリアンコースがスタート!もちろんドアの開け閉めは男性の仕事です。
「二人でーす、適当な席に座らせてもらいます」というのはファミレスでしか通用しない席の座り方。
予約していれば、席が用意されているはずなので店員さんの案内に従い、男性は女性を上座・景色が良い席にエスコートしてください。
腰掛ける際には、椅子を店員さんが引いてくれるので音を立てないように優雅に座りましょう。
女性の手荷物は、置く場所がない場合は椅子の背もたれと背中の隙間へ。携帯電話はマナーモードにして、しまっておきましょう。
STEP ② オーダー
多種多様な料理が楽しめるイタリアン! ですが、いざ注文をするときに「これは一体何の料理なのか…」となってしまうのもお約束。
できれば予約の段階でコースの予約も済ませておきたいところですが、好きなものをアラカルトで注文したい場合に備えて定番のイタリア料理の種類についてまとめました。
- アンティパスト(ANTIPASTO) ”前菜”の意味で、”Antipasti Misti”は前菜の盛り合わせ
- プリモ・ピアット(Primo Piatto) 第一のお皿を指し、コース料理の場合はパスタが多い
- セコンド・ピアット(Second Piatto) いわゆる”メイン料理”で、お肉や魚のがっつり系
- スパゲッティーニ(Spaghetti) パスタの麺の種類の一つ。細めの麺で、日本人の想像するスパゲッティよりも若干細い
- タリアテッレ(Tagliatelle) 平たい太麺のパスタで、もちもちした食感が楽しめる。クリーム系と相性抜群
- ズッパ(Zuppa) こちらはあまり聞きなれないが、イタリア語で”スープ” 家庭料理として定番
- ビアンコ(Bianco) ”白”のこと。白ワインを使用した料理で、あっさりした味わいのものが多い
- ロッソ(Rosso) ”赤”のこと。赤ワインを使用した料理で、こってりした濃厚な味わいのものが多い
まだまだご紹介したいイタリア語がたくさんあるのですが、書ききれませんので、こちらも次回きちんとまとめます!
STEP ③ 食器・ナプキン
カトラリーの使い方は目に付きやすいマナーなので特に注意が必要です。
使用するのは、もちろん外側から。一番外側のものから使用していきますが、途中で落としてしまった場合にはスマートに店員さんを呼んで取り替えてもらいましょう。
食事をいただいている途中でカトラリーを皿の上に置く場合は、八の字型に、食べ終わった場合は、まとめて右下に置くのがマナーです。
間違いが多いのがナプキンに関するマナー。二つに折ったナプキンを、山折り側を手前にして膝の上に。
お手洗いなど、中座するときにはナプキンは適当に折って椅子の上、食事が終わって退席するときは軽くグチャっと丸めてテーブルの上に置きます。
このとき綺麗にたたんでテーブルの上に置くと、”料理が美味しくなかった”というサインとなるので注意が必要です。
STEP ④ スープ
スープもイタリアンでは定番のお料理。食べる際には、手前から奥へスプーンを動かしていただきます。
もちろん、食器同士が過度に当たってカチャンと音を立てないように注意が必要ですが、一番気をつけたいのは”とにかくすすらない”こと。
自分はスープを啜って飲むわけない!というかたでも、意外と無意識のうちにすすりながら飲んでしまう日本人の癖が出てしまう場合があります。
STEP ⑤ パスタ
みんな大好きパスタ料理。とくに女性の好きな食べ物ランキングでは上位に食い込む(?)人気のメニューです。
もちろん、これまた”啜り食べ”は論外。スプーンを使って食べるのも日本人の間で広まった誤った食べ方であり、マナー違反なのでやめましょう。
シンプルにフォークで一口サイズにくるくると巻いて、垂れないように一口でいただきます。
パスタの種類にもよりますが、2〜4本ぐらいのパスタをくるくると巻くとちょうど一口大になることが多いです。
イタリアではスマートにパスタを食べることがモテ男の条件で、女性は好きなタイプを聞かれると「パスタを綺麗に食べる男性」と答えるそうです。
こなれた様子で、さらっとパスタを食べればお相手からの印象もアップすること間違いなし! 優雅にスマートに、美味しいパスタをいただきましょう。
STEP ⑥ ピザの食べ方
カジュアルな側面が強いピザは、比較的厳格なマナーがあるわけではありません。二人で楽しく、ワイワイいただくのがピザの大前提です。
しかし、気持ちよく食べるためにも『提供されたらすぐに食べる』『生地を残す』といった当たり前のことにだけ気をつけましょう。
ナイフとフォークが用意されているお店では、ナイフとフォークを使用したほうがベターかもしれませんが、これに関してはそこまできにする必要もありません。
一番美味しく食べられる方法で、ピザの味を楽しみましょう。
STEP ⑦ パンの食べ方
コース料理の合間に出てくることが多い”パン”。
パンくずがこぼれないように、お皿の上で一口サイズにちぎっていただきます。
パスタやメインディッシュのソースにパンをつけて食べるのは、厳密なマナー違反ではありません。むしろ、料理を作った方からすると嬉しい気持ちになるぐらいです。
しかし、あまりに高級なレストランなどでは、あまり良しとしないお店もあります。
雰囲気を万が一壊さないためにも、できればデートの最中ではやめておいたほうが無難でしょう。
STEP ⑧ お会計
美味しい食事も終わり、ドルチェと食後のコーヒーもいただいたら、最後にお会計。
「大将!お会計!」なんて方はいないとは思いますが、エレガントなお店はほとんどがテーブルチェック。
「おあいそ!」と言ったり、手でバッテン印を作ってお会計の意思を示すのは、少なくともイタリアンのお店ではマナー違反です。
手を上げて店員さんを呼び、伝票をお会計の意思を告げましょう。店員さんが持ってきてくれる伝票で、お会計を済ませれば退席。
スマートなデートを
これらの点を守れば、イタリアンのお店でお互い気持ちよく食事が楽しめることと思います。
しかし、一番大事なのは「美味しい食事を楽しもう!」「デートを楽しんでもらおう!」という心配り。
男性は凛々しく女性をエスコートし、女性は優雅な所作で美しく食事を楽しむ。それだけのことで華やかで幸せなデートが過ごせることでしょう。
マナーに厳しすぎるのも問題ですが、大人としての振る舞いを心がけ、エレガントなデートをお楽しみください。
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